卒業生へ贈る言葉2011

2011年のICET卒業生に送られたメッセージをご紹介します。

式ではすべて英語ですが、ここでは英文を省略し、邦訳のみとします。

クラス担任のコロコシアン先生より

今年は、きみたちにとってチャレンジの年だった。でも、マーク・トゥエインが言ったように、「チャレンジは人生をおもしろいものにする。 でも、それを克服することで、人生に意味が持てるようになるんだ」と。きみたちの何人かにとっては、挑戦は英語を学び上手になることだった。また別の人たちにとっ ては、たくさんの友だちを作ることだった。 また別の何人かにとっては、今年を乗り切ること自体が挑戦だった。きみの挑戦が何であったにせよ、その挑戦を乗 り越え、オーストラリアでのきみの時間が意味のあるものとなり、目的を果たすものになったことを祈っている。

きみたちにとって1年がどれほど大変なものかはボクには理解できないものなのだろうと思う。文化、言葉、人々がまったく違う国に住むことは、どんな勇敢な人であれ短い間ですらも自分を小さく感じさせてしまうものだから。 それを1年するなんて、本当にすごい。これだけ長い時間別の国に暮らしたら、実 際のところきみたちは別の人に変身する。その上、東日本を襲った地震と津波は、今年をさらに難しいものにした。 祖国から遠く離れたところで、地面を飲み込 んでいく破壊的なイメージを見て、きみたちがどのように感じたかをぼくは実際のところ想像できない。 でも、きみたちが祖国を助けるために何かをしようと立ち上がったことは本当に心打たれるものだった。

 きみたちのことを誇りに思う時が何度もあった。日本の地震のときに募金をしているきみたちはすごかった。エンリッチメント・デイやその他の文化交 流の際には、参加者が十分楽しみながら学べるように真剣な努力を注いだ。 デイビッドソンの生徒たちが文化や言語を学べるよう教え合った。地域の子供たちに 日本語を教えるために週末の時間を返上した生徒たちもいた。きみたちは、そんな時、輝いていた。そんな自分を本当に誇りに思うべきだ。

 毎年同じように、すべて100% バラ色であるわけではなく、時によっては、きみたちに失望したときもあった。たとえば、他の人たちの気持ちを考慮しないとき、「no」と言われたときにそれを受け止めるだけの分別がなかったとき、 特定の注意をされた時など。

 でも、それについて悪いと思わなくていい、なぜなら、ミスをしたことから学んで成長するというがICETのプログラムなのだから。今年きみたちが 学んだことがあるなら、こんなことを学んでいて欲しい。 きみたちは、自分のための欲を捨てた時には輝いた。でも、自分勝手なときには、そこから期待できる ものは短時間のものでしかなかったはず。 「私利私欲を持たない」ということは、自分を持たず、自分を犠牲にするということではないことを理解して欲しい。 私利私欲を持たないということは、仲間を助け一緒に歩むことを可能にすること、 自分も他の人たちも良い気持ちでいられること、そして、そのことが世界を良くするものである、ということであることを。

 ここでの良い時間を、きみたちが触れた人々を、きみたちに触れた人々を、きみたちが積極的にしてきたすべてのことを、きみたちが克服してきたチャレンジを、間違いから学びきみたちの未来の挑戦のために蓄えてきたことを、1月にここに来た時の自分に戻るのではないことを、思い出して欲しい。きみたちが来た学校に、地域社会に、きみの国、そしてきみ自身に、そして、世界に違いをもたらす人として帰国していくのだということを。

 最後に、サー・ウインストン・チャーチルの言葉を引用したい。「人間は、得るもので生計をたて、与えることで人生を創る」

 卒業おめでとう。きみたちのすばらしい未来を祈る。

ジャック・コロコシアン


ICETの1年プログラムを卒業する達成に漕ぎ着けたことに、まず、賛辞を送ります。

 外国の教育システムの中で外国の言葉で教育を受ける体験は、それまでに知っていたことからは遥かにかけ離れたものであり、決して容易ではなかった はずです。 それがどのくらい大変なことかは、同じ体験を持つ人だけにしかわからないことです。それ故に、きみたちの勇気と努力の継続を称えます。その資質 は、未来のこれからに、必ずきみたちの役に立つものとなるはずです。

 この地での時間の最後が来た今、ここでの達成が何を意味するのか、そして、なぜこの達成を一緒に目指してきたかを思い出してみたい。

 このプログラムの目的は、日本できみたちが受けてきた教育を入れ替えようとするものでは決してない。むしろ、1月に到着した時に持ってきたその基盤にして、異なるレベルでの学習や幅白い展望を付け加えるものです。

 英語力を付けるということは、ひとつの大きな目標であることは明白です。容易に得られるものではなく、現在ものにした流暢さは、それぞれの生徒の この1年のやる気と時間をかけ、どれだけ英語をこの1年で使ってきたかを反映するものです。しかしながら、どの生徒も、1月にICETのプログラムに参加 した時よりもずっと上手になっていることは確実です。 この姿勢と努力を日本に戻ってからも続けて欲しい?。今身に付けているものは、必死の努力をして得 たものなのに、努力を継続しなければ簡単に消えていってしまうもの。 維持するには、さらに磨いて発達していくことが要ります。教科書の英語ではなく、コ ミュニケーションができる英語を身に付けたきみたちには、未来にたくさんのドアを開けることができるはず。

 しかしながら、このプログラムのより根幹をなるゴールは、きみたちが自分を見つけていく過程を導き支援するというものです。自分が知っている物から離れた時、自分が快適でいられる環境からある程度長い期間離れた時には、 いろいろな問題に直面します。あるものはそうたいしたものではなく、あるもの は、自分が誰であるかを問わなければならないほどに複雑です。それは、ちょうど大人になりかけている道にあるきみたちの年齢では、ことさらのことです。

 どう反応するか、学習した戦術、築いた新しい人間関係、身につけた忍耐力、乗り越えた不安や恐怖、感じる幸せ、なんともいえない達成感などは、日本で両親と一緒に生活していたら、そして、がんがってやり抜いてきた自分がいなければ、決して持つことはできなかった体験です。それだけに、ICETに来 ることを許してくださったご両親と、ICETに信頼を置いてくださって送り出してくださり、そして、帰国後に支援を続けてくださる日本の学校の校長先生や 先生方に感謝すべきことです。

 きみたちがどのように、どれだけ成長してきたか、みんなの目に明らかなものもあります。きみときみをよく知る人に、明らかなものもあります。きみだけにしかわからないものもあるでしょう。 でも、きみが変化して成長したことは、確実にわかります。

 学んだことをどのように使うのか?

 それは、まさにきみ次第です。

 このプログラムのめざすところは、きみたちを世界市民にすることです。別の国で生きることができ学習できることです。ここにいる先生たちに、日本の先生たちやご両親に、きみたちには、それができることを証明しました。

 このことは、きみたちの未来を助けるだろうか。これもきみ次第です。

 5週間のヨーロッパの国々への旅を終えて戻ったばかりの私がきみたちに伝えることができるのは、見聞したことのすべてが、わたしたちは、世界秩序が大きく変わるところに今立っているということを確認するものだったということです。

 ここ何年もいろいろな場所でいろいろと違う職種の人々に伝えてきたのは、今まで見てきたような方法で、今まで知っていた方法で、秩序を受け止め、ビジネスをやり、国際関係を維持し、今のままどおりに続くと考えることはもうできない、ということです。

 今ほどに、この考えに確信をもって感じたことはありません。

 ICETの2011年の卒業生であり、大人になる日本の市民であるきみたちに私は言う。国際関係の根本においての力と金融のバランスが移行し、それが、日本を含むすべての国にインパクトがあるということを。

 すべての国の市民が、きみたちが今年身につけてきた能力を必要としています。認識、コミュニケーション能力(少なくとも2言語で)、慣用性、理解 力、忍耐力、共感、他の人々を受容する気持ちと共存することを学ぶ能力、 こうしたすべての能力が、日本でのしっかりとした教育の上にさらに積み上げられて きたものであり、きみたちのほとんどがそこに戻っていきます。日本に戻ったら、ここで学習したことを実践するように。 ここで習び始めたことを無駄にしてしまわないように! 日本の友だちと、両親と、先生たちと分かち合って欲しい。きみたちが得た特別な成長の価値を理解してもらえるようきみたちがしっかりと説明し、一緒に未来に歩んでいくことはとても大事こと。

 きみたちが理解し、きみたちができることをきみたちの国が必要としているのは確かなこと。未来のどこかで、きみはそれに気付くようになるだろう。

 最後に、オーストラリアで過ごし、ここで出会った人々のことを思い出して欲しい。きみたちのここでの生活の大きな部分であるホストファミリーや私 たちとのコンタクトをなくすことなく、日本でどんなふうにきみたちが歩んでいっているのか教えて欲しい。卒業するということは、きみたちがここにいる人た ちの想いから離れるということではない。きみが望みさえすれば、私たちはいつもここから助けやアドバイスを送ることができる、ということを忘れないで欲しい。

 未来にどんな道を選んでも、きみたちの成功を祈っています。

夢を追い、現実のものとせよ!!
エドワード・ギャビン

ICETの創設当時からプログラムの重要役であるMr Gavin. 教育者としては行政の立場でNSW州の州知事の教育顧問、NSW州の教育省にあっては学校にESLを普及させるための制度作りに従事するなど幅広く活動した実績をもっています。


「人は、その人の経験の集大成である」と言われる。

そうであるならば、体験をただ座って待っているだけの人はどんな人間になるのだろう。

 オーストラリアに来て、新しい体験をすることをきみたちは自ら求めてきた。この1年で、きみたちは様々な体験に巡り会った。易しいものもあった。 難しいものもあった。 きみの膝に飛び込んできたものもあった。きみが自ら求めたものもあった。体験によっては、きみは外されてしまったかのように感じたも のもあるだろうし、自分がそこに含まれたように感じたものもあるだろう。

 それがどんな体験であれ、それは、これからの人生の中できみの記憶に残るものである。体験から学べよ。体験から学んだら、人生は、もっとらくなものになるから。

 オーストラリアで達成したすべてのことは、きみが誇るべきこと。自分の達成をみつめ、振り返り、そして、誇りに感じて欲しい。未来に両手を広げて飛び込み、あらゆる限りの体験をして欲しい。

 空に限りはない。とこまで飛べるかをコントロールするのは、きみ次第。オーストラリアの1年は、単にその初めにすぎない。

 成功は、新しい体験を求め、どのような機会をも自分のものとしていく人に来る。きみたちは、新しい体験を求めた。だからこそ、キミたちは成功を得た。

 2011年の卒業生の一人ひとりにおめでとうと言いたい。

 きみの達成は誇りに思うべき大きなこと。ボクにはそれがわかる。だから、ボクは、きみたちのことを誇りに思っている。

ブレット・マニング

ICETの副校長、教務であり、ESLの先生でもある Mr.Manning. ICETの1年組みだけでなく、11年生と12年生のESLも担当しています。


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「オーストラリア、シドニーにて正規高校留学プログラムを運営するICET校長原田房枝による留学生の様子や保護者に向けたメッセージ。」


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